サンシャインコースト大学(University of the Sunshine Coast - USC)はクイーンズランド州(QLD)のサンシャインコースト(Sunshine Coast)にメインキャンパスを置いています。創立約25年ほどのオーストラリアの中でも非常に若い大学の一つですが、生徒数は大幅に増加傾向で急成長しています。海と山に囲まれた自然溢れる環境ということもあり、環境関連学部は世界標準を上回っているという結果が Excellence in Research for Australia(大学調査機関)によって証明されています。今回は、サンシャインコースト大学の環境関連学部について紹介します。
1. サンシャインコースト大学について
サンシャインコースト大学(University of the Sunshine Coast - USC)はクイーンズランド州(QLD)のサンシャインコースト(Sunshine Coast/ ブリスベンの北 約100km)にメインキャンパスを置き、
カブルチャー(Caboolture/ブリスベンの北 約50km)
フレイザー・コースト(Fraser Coast/ブリスベンの北 約250km)
ギンピー(Gympie/ブリスベンの北 約170km)
モートン・ベイ(Moreton Bay/ブリスベン北部)
にもキャンパスを置いています。
メインキャンパスのあるサンシャインコーストは、海と山に囲まれた自然豊かな地域で、一年を通して天気の良い温暖な気候で非常に過ごしやすい地域です。
近くには国立公園がある他、リゾート地として知られるヌーサ(Noosa)や観光客が多く訪れるムールーラバ(Mooloolaba)など豊かな自然に囲まれた田舎町です。
創立1998年の非常に若い大学ですが、急成長している大学の一つで、各大学の調査機関から環境関連学部、看護学、生態学、動物学など高い評価を受けている分野が多数あります。
2. おすすめポイント
サンシャインコースト大学をおすすめするポイントが5つあります。
留学生が少ない
サンシャインコーストは人気のリゾート地でもあることから、現地オーストラリアの学生が8割を占めるほど多く、海外留学生が少ない大学です。
同大学の学生比率を見ると全体の約20%が海外留学生で、他の大学と比べても非常に少ない比率です。
その少ない海外留学生の中でも日本人を含むアジア系の留学生がさらに少なく、欧米の学生比率が多いため、どっぷりと英語環境に浸かって勉強するには最適の環境です。
学費が安い
同大学はオーストラリアの大学の中でも最も学費の安い大学の一つです。
クイーンズランド州にある大学のビジネス学部で学費の比較をしてみましょう。
大学 | 学費(2023年/年間) | 学費(3年間) (卒業まで) |
サンシャインコースト大学 | AU$24,400 (約220万円) | AU$73,200 (約659万円) |
クイーンズランド大学 | AU$44,288 (約399万円) | AU$132,864 (約1200万円) |
クイーンズランド工科大学 | AU$31,800 (約286万円) | AU$95,400 (約859万円) |
グリフィス大学 | AU$30,500 (約275万円) | AU$91,500 (約824万円) |
ジェームズクック大学 | AU$32,960 (約297万円) | AU$98,880 (約890万円) |
年間で、約AU$6,000(約54万円)〜最大約AU$20,000(約180万円)の差があり、卒業までの3年間で、約AU$18,000(約162万円)〜約AU$60,000(約540万円)の差があります。
全てのコースに当てはまるわけではありませんが、同大学で開講されている多くのコースがリーズナブルな学費となっています。
大自然の田舎町
海と山に囲まれた自然と隣り合わせの環境で、キャンパス敷地内の広場には野生のカンガルーなどの野生動物が現れるなど、のどかな雰囲気の大学です。
年間を通して天気も良く温暖な気候であることや都会の喧騒や高層ビルなどもないので、のんびりと開放的でリラックスした留学生活を送ることができます。
入学要件が低い
オーストラリアの大学は大学が求める「英語力」と「学力」が必要です。
しかし、一部の学部を除いて、同大学の学力条件は「高校を卒業していること」となっているため、英語力の条件を満たしていれば、直接入学することができます。
仮に出願時に英語力の条件が足りなくても、英語力を身につけることだけに集中して時間を割けるので、他の大学と比べて直接入学するハードルは低いと言えます。
満足度が非常に高い手厚いサポート
同大学ではアドバイザーとの面談やワークショップと呼ばれる学習面のサポートをする他、入学してから卒業するまで無料で英語の授業を行う、課題の添削を対面で行なってもらえるなど海外留学生の英語面におけるサポート体制が非常に充実しています。
加えて、障害者のサポートや健康と福祉に関するアドバイス、宿泊支援も行っており、The Good Universities Guideや Quality Indicators for Learning and Teaching (QILT)などの教育機関の調査で大学への満足度が非常に高いという結果が出ています。
3. 環境関連学部について
同大学の環境関連学部の多くは、Excellence in Research for Australia(ERA) と呼ばれる大学調査機関から世界標準を大きく上回る水準であると高く評価されています。
例えば、
などの学部です。
Bachelor of Animal Ecology
ブリスベンから東に約30kmほどに位置する、ノース・ストラドブローク島(世界で2番目の面積を誇る砂島)やキャンパスの近くで実践的な研究が行われます。
例えば、動物の保護、生物の多様性、動物の行動に関する知識を養い、研究室では一流の研究者と協力して仕事に取り組むこともあります。
また、動物生態学のガイド付きプロジェクトに参加し、動物生体学者として働く(インターンシップ)ことができます。
卒業後は、博物館のコレクターやキュレーター、環境教育者、環境管理の実務家、野生生物の管理及び保護組織のレンジャーやマネージャー、政府機関及び非政府機関の研究助手や管理者、専門のエコツーリズムガイドなどの仕事に就くことができます。
Bachelor of Environmental Management
地域、地方、世界それぞれの規模で環境問題を管理するためのスキルと戦略を学びます。研究室や課外活動を行い、環境問題によって利害のある関係者へ複雑な情報を的確に知らせる能力や環境管理への専門知識を養います。
卒業後は、空気、水、土地などの環境評価と保護に関わる仕事、環境教育者、天然資源の管理者、政策と法律の策定部門、環境技術の研究開発者などの仕事に就くことができます。
Bachelor of Environmental Science
空間分析とドローンを使用し業界で必要なスキルを養います。また、研究所や課外活動では高度な研究方法のスキルを養うと同時に、複雑な環境問題を解決する方法を学びます。
卒業後は、流域管理官、環境コンサルタント、国立公園などの野生動物局、資源管理者、廃棄物及び感染防止の関連企業などの仕事に就くことができます。
4. コース受講条件とその他
環境関連学部のそれぞれのコース受講条件は、
英語力 | 学力 |
IELTS6.0 (各項目5.5以上) | 高校を卒業していること |
となっています。
上記のコース受講条件とは別に、一部コースに必要な要件Inherent Academic Requirements(IARs)があります。
同大学のIARsは「こちら」から確認することができます。
ご不明点やご質問があればお気軽にお問い合わせください。
続いて授業料、入学月、期間は、
授業料(年間) | AU$28,000(約252万円) |
入学月 | 2月 / 7月 |
期間 | 3年間 |
上記の通りになります。
サンシャインコースト大学の環境関連学部は、世界的に高い評価を受けていて分野でもありますので、ご興味がある方は参考にされてください。
まとめ
サンシャインコースト大学のメインキャンパスがあるサンシャインコーストは、海と山に囲まれた自然豊かな地域で、一年を通して天気の良い温暖な気候で非常に過ごしやすい地域です。同大学は創立1998年の非常に若い大学ですが、急成長し続けている大学の一つで、環境関連学部、看護学、生態学、動物学など高い評価を受けている分野が多数あります。
同大学の特徴として、
留学生が少ない
学費が安い
大自然の田舎町
入学要件が低い
手厚いサポート
上記5つのポイントがありますので、魅力を感じた方は志望校の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
また、今回紹介した環境関連学部のコース受講条件は、英語力 - 「IELTS6.0」/ 学力 - 「高校卒業」が最低限の条件となっています。
同大学への進学に関するご不明点やご質問はメールやLINEでお問い合わせいただけますので、お気軽にご利用ください。
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