早速ですが、オーストラリアの大学レベルは高いと思いますか？低いと思いますか？
日本でレベルの高い大学というと東京大学や京都大学を思い浮かべる方が多いと思いますが、それに代わる大学が、オーストラリアではGroup of Eight（グループ・オブ・エイト） と呼ばれる、オーストラリアの主要名門大学8校から成る大学連盟になります。
Group of Eight にはオーストラリア国立大学、シドニー大学、メルボルン大学など有名な大学が入っていますが、今回はオーストラリアの大学レベルについて説明していきます。
1. 世界大学ランキング
イギリスの大学評価機関QS（Quacquarelli Symonds/クアクアレリ・シモンズ）は2004年から毎年世界の上位1,000大学を発表しており、最新の世界大学ランキングによると、Group of Eight （8校）のうち7校もの大学が100位以内に入っています。
2. オーストラリアと日本のランキング比較
下記、Group of Eight と日本のTOP5の世界大学ランキングです。
いかがでしょうか？日本の大学レベルが高いと思った方には驚きの結果かもしれませんね。特に、京都大学と順位が10位も離れていない大学がいくつもあることに驚かれているのではないでしょうか？
オーストラリアと日本のTOP5を比較すると、オーストラリアの大学は全て50位以内にランクインしており、上と下の差が少ないといった傾向があります。一方で日本の大学は、オーストラリアの大学と合わせても東京大学が一番高い順位であるものの、上位2校との順位が5校の中でも開いています。
さらに、上位500位までランキングを掘り下げてみると、オーストラリアは26校がランクインしているのに対し、日本は16校となっており、その差は10校です。大学の数を比較するとオーストラリアは43校、日本は781校なので、この10校の差は数字以上に大きな差であることを示しています。
ただこれは、決して日本の大学レベルが低いということではなく、オーストラリアの大学レベルが世界的に見ても一定の水準を満たし、全体的に各大学の格差が小さいということを表していて、これだけ大学の数が少ない中で上位にランクインしている大学が多いという事実は、オーストラリアの大学の研究・カリキュラムなど総合的なレベルの高さを証明しています。
また、この高水準の教育が全体に行き届くように、オーストラリア政府は大学のプログラムに厳しい基準を設けているなど、国をあげて取り組んでいる結果でもあります。
まとめ
冒頭でオーストラリアの大学のレベルは高い？低い？とありましたが、オーストラリアは大学の数こそ少ないですが、各大学レベルの格差は少なく、質の高い教育を受けられる国の一つで、大学のレベルは非常に高いのです。
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