大学を決める際に何を基準にしますか?
名前が知られている有名な大学、学びたい分野において優秀な大学、学費が安い大学など様々な基準があると思います。そんな中でも一番重要だと思うポイントは、大学卒業後の進路(就職)だと考えています。
今回は、大学を決めるための基準(ポイント)を中心に紹介してきます。
1. オーストラリアの大学について
オーストラリアの総合大学は全部で43校(国公立40校、私立3校)です。大学数は少ないものの、教育レベルは世界的に見ても高水準で、大学の格差が少ないことでも有名です。自然が豊かな広々としたキャンパスを持っていること、また質の高い教育であること、これらはオーストラリアの大学に共通していることです。
言い換えると、教育の質や環境はどの大学でも整っており、それぞれの大学が持つ強みや特徴を知ることが大学を決めるために必要なことです。
2. 学部と専攻
オーストラリアの大学では多くの学部と様々な専攻・専門分野を学ぶことができるので、希望の学部や専攻が決まっている方は比較的スムーズに絞り込みができますが、決まっていない方は、その選択肢の多さが迷いに繋がることが少なくありません。
重要なのは、何に興味があるか、何を勉強したいか、将来何をしたいかなど、一つずつ明確にしていき徐々に範囲を絞っていくことです。
3. 大学を決めるポイント
大きく3つに分けて説明していきます。
■実践的で就職に有利
■留学生のサポート
■費用(学費、生活費)
■実践的で就職に有利
学部や専攻によって異なりますが、大学には研究を中心に行う大学と実践的な教育を中心に行う大学があり、大学入学がスタートで卒業後の就職がゴールとした場合、後者が大学を決める大きなポイントの一つとなります。
それは実践的な教育を受けることで、卒業後に即戦力となる人材としてみられ、就職に有利に働く場合があるからです。
ビジネス、工学、看護学など実践的なスキルが必要で特定の分野に強い学部の大学を例に挙げると、
グリフィス大学やシドニー工科大学の看護学は世界的に高い評価を受けている
マードック大学は医療系が有名で免疫学においては国内トップクラスの評価を受けている
カーティン大学はサイエンス系の知名度が高い
など、特定の分野において評価されており、その分野の就職先とも強い繋がりを持っています。結果、ゴールである就職に繋がりやすくなるので、参考にしてください。
■留学生へのサポート
留学生のサポートは日常生活面、学習面、大学生活面に分けられ、大学によってそのサポート内容が異なります。
日常生活面 - 総合的な留学生サポートからファイナンシャルサポート、メンタルサポートなど
学習面 - アカデミックサポート、ライティングサポート、メンターサポートなど
大学生活面 - コミュニティーサポート、パーソナルサポート、カウンセリングサポートなど
また、大学によって中心的にサポートする内容も異なり、学習面のサポートに力を入れている、また、キャンパスライフ(大学生活)を重視しているなどありますので、希望する大学がどのような留学生サポートを行なっているかは抑えておくようにしましょう。
■費用(学費・生活費)
大学進学には学費や滞在費などまとまった費用がかかります。大都市のシドニーやメルボルンにある大学は学費が高く地方都市と比べて生活費も高くなる傾向にあるため、費用を抑えたい場合は地方都市の大学も視野に入れてみることです。
※学部(主に理系学部)によって地方都市でも学費が高い場合があります。
まとめ
オーストラリアの総合大学数は少ないが、どの大学でも高水準の教育で環境が整っている
多くの学部や専攻がある為、希望する学部や専攻がわからない場合は、何に興味があるか、何を勉強したいか、将来何をしたいかなど、一つ一つ明確にしていき絞っていく
大学を決めるポイントは就職に有利、留学生サポート、費用の3点を抑える
オーストラリアの大学は世界大学ランキングで上位を占めるGroup of 8と呼ばれる大学のほか、上位に入る大学が多いですが、ランキングで全てが決まるわけではありません。
最初にお伝えした通り、重要なポイントは、やはり卒業後の進路(就職)なのです。ゴールに設定した就職を実現することができる大学が一番の大学ですので、ランキングの前に3つのポイントを抑え自分に合う大学を決める参考になればと思います。
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