Teaching English to Speaker of Other Language(TESOL)は英語を母国語としない学習者に英語を教えるための資格です。この資格は世界の多くの国々で認められていますので、日本のみならず世界で活躍することができます。
今回はTESOLについて紹介します。
1. TESOLとは
Teaching English to Speaker of Other Language(TESOL)は英語を母国語としない学習者に英語を教えるための資格で、教える学生の年齢制限はありませんので、小学生から大人まで世界各国の英語教育機関で英語を教えることができます。
2. 必要な英語力は?
TESOLコースを受講するにはIELTS6.5~7.0(アカデミック・モジュール)が必要となります。
専門学校やTAFEであれば、IELTS5.5~6.0が必要で、大学のコースを受講するよりは低いスコアとなっていますが、いずれも高い英語力が求められます。
3. 英語力が足りない場合
TESOLのコースを受講するのに必要な英語力はIELTS6.5以上ですが、コースを提供している大学の中には大学附属の英語学校(グリフィス大学附属、ボンド大学附属、ウーロンゴン大学附属など)を所定の成績で修了することを条件に英語力が免除となりTESOLコースへ進学できる場合があります。
4. TESOLの学位
TESOLのコースは大学や大学院のほか、語学学校でも受講することができ、学位はCertificate、Bachelor(学士)、Master(修士)、Doctor(博士)などに分かれています。一般的にMaster以上のコースを修了した方をTESOL資格保持者として見る場合が多いようですが、CertificateやBachelorでも教え方や教えた経験などを基に英語教師として採用されることがあります。教師経験はどのくらいかなど資格取得後が重要視される場合と、どの学位を取得しているのかが重要視される場合がありますので、どの学位で資格の取得を目指すのか目的や目標に合わせて明確にするようにしましょう。
5. コース期間
語学学校で受講できるコースは短いもので4週間~8週間などがありますが、Certificate以上のコースは14週間~、大学院は半年~2年間など学位によって様々です。
6. 単位が免除されるケース
教員としての職歴がある場合、経歴を基に単位免除の査定を受けることができます。査定結果で認められればコース期間が短縮されることになりますが、その際に提出する書類は決して少なくありませんので、早めに準備するようにしましょう。
まとめ
TESOLとは英語を母国語としない学習者に英語を教えることができる資格
大学のコースを受講するにはIELTS6.5以上の英語力が必要
大学附属英語学校のコースを修了することで英語条件を満たす方法がある
一般的にMaster以上がTESOL資格保持者として見られる傾向にある
コース期間は4週間~2年間など学位のレベルによって異なる
教員としての職歴がある場合、単位が免除される場合がある
Comentarios