語学留学と一言に言っても、単に英語を学びたいという方から、ビジネス英語を習得したい、試験対策コースでスコアアップを目指したいなど留学する方の目的に合わせて、短期〜長期に渡り多くのコースが開講されています。2021年12月15日から入国規制の緩和が開始されたオーストラリア。今回は2022年に語学留学を目指す方向けに情報をまとめました。
1. 語学留学について
語学留学は一般的に言語習得を目的とした留学のことです。
オーストラリアでは大きく分けて3つ(私立の語学学校、TAFE(職業訓練校)や専門学校附属の語学学校、大学附属の語学学校)の教育機関があり、目的に合わせて期間(短期・長期)やコースを選ぶことができます。
コースも、英語が全く話せない初心者向けの英語の基礎から学べる一般英語コースから、検定試験に特化した専門のコースや大学進学を目指す上級者向けのコースなど幅広く受講することができます。
2. 語学留学の種類
一般英語コース
「読む・書く・聞く・話す」の基礎となる英語力のレベルアップを目指すコースです。
初日にクラス分けの英語テストが実施され、どのクラスに入るかが決まります。
語学学校によっては、さらにクラスが細かく分かれている場合や、4つ程にまとめられている場合がありますので、一つの目安として参考にしてください。
進学準備英語(アカデミック)コース
通称EAP(English for Academic Purposes)と呼ばれ、大学や専門学校・TAFEなど高等教育機関に進学するための英語を学ぶコースで、進学後の学習に困らないスキルを身につけることを目的としています。
このコースには入学条件があり、中級以上の英語力がコースを受講できる条件となっています。
定められている成績で修了することで、高等教育機関に入学する際に必要となるIELTSやTOEFLなどの英語力を証明するスコアなしで入学することができます。
ビジネス英語
ビジネス英語コースで学ぶには、中上級以上の英語力が必要となります。
電話やメールでのやり取り、プレゼンテーションの準備や発表など、ビジネスシーンに特化した英語を学び、将来英語環境で働くことを目指す方におすすめのコースです。
試験対策コース
IELTS、TOEFL、TOEIC、ケンブリッジ英検など英語力の検定試験のスコアアップを目指すコースです。
客観的に英語力がどのくらいのレベルなのか証明できるので、ワーキングホリデーのような長期滞在でどのくらいの英語力が身についたか明確になる、また、スコアによっては帰国後の就職活動で活かすことができますし、資格を取得したい方にもおすすめです。
3. 語学留学の目的
語学留学の目的は、「英語を話せるようになりたい」、「オーストラリアの大学に進学したい」「英語が活かせる職業に就きたい」など様々です。
受講できるコースは幅広く用意されており、どのくらいの期間どのコースで学ぶのかなど、目的に合わせて決めることができます。
言い換えれば、目的を明確にすることができれば、期間や予算、いつから留学準備をするべきかなど全て計画することができます。
4. ビザについて
語学留学する際のビザは期間により異なります。
3ヶ月未満
観光ビザ(ETAS)で最大12週間の就学が認められており、申請にかかる費用は AU$20(1600円 / AU$1 =80円換算)です。
3ヶ月以上
学生ビザで無制限(ビザの期間)の就学が認められており、申請にかかる費用は AU$630(約5万円 / AU$1 =80円換算)です。
5. 滞在する都市
オーストラリアは日本の20倍以上の広大な国で、海岸沿いに都市が点在しており、それぞれの特徴があります。
オーストラリア最大の都市であるシドニーやメルボルンなど大都市は交通のインフラが整い、求人も多いなど生活面で便利なことが多い一方で、物価が高いという面があります。
一方で地方都市は、不便なことも多少はありますが、物価が安く費用を抑えることができます。
どちらが良いということではなく、都市選びは留学する方の目的や条件に合うかどうかが重要になります。
例えば、「費用はできるだけ安く済ませたい」→地方都市の中から選ぶ、「メルボルンの語学学校に行くことは絶対!」→メルボルンで決まり、「温暖な気候が良い」→ブリスベンやゴールドコーストなど、条件によって絞られます。
目的と合わせて条件の、これは譲れないけど、これは妥協できるという優先順位を決めることも滞在する都市を決める際に重要になります。
まとめ
オーストラリアには私立の語学学校、TAFEや専門学校附属の語学学校、大学附属の語学学校がある
語学学校の種類には、一般英語コースだけでなく留学生の目的に合わせたコースが多く開講されている
目的を明確にすれば、期間や予算、準備などするべきことが逆算して計画することができる
ビザは期間によって異なる
滞在する都市は大都市と地方都市で特徴が異なるため、自分自身の条件も合わせて検討する
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