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オーストラリアの都市

オーストラリアの都市は?と言われて最初に浮かぶのは、やはりシドニーやメルボルンの方が多いでしょうか?オーストラリアは6つの州と特別地域からなり、州にはそれぞれ州都があります。それぞれの州によって特徴が異なり、州内でも複数の人気都市があります。


今回は、オーストラリアの主要都市を紹介していきます。

 
1. オーストラリアの州と州都

オーストラリアは6つの州と特別地域で構成されています。

それぞれの州と州都は下記の通りです。

◆ 州 (州都)

◆ニューサウスウェールズ州 (シドニー) ◆ビクトリア州 (メルボルン)

◆クイーンズランド州(ブリスベン) ◆南オーストラリア州 (アデレード)

◆西オーストラリア州 (パース) ◆タスマニア州 (ホバート)


■特別地域(州都)

■首都特別地域 (キャンベラ) ■北部準州 (ダーウィン)

■ジャービス湾特別地域


 
2. オーストラリアの州都

■シドニー

オーストラリア最大の都市で約536万人(2020年)以上の人が住んでいます。留学生はもちろん、世界中からビジネスパーソンや観光客が多く集まるため、数多くのレストランやカフェ、ホテルなどが点在しています。学生数が多く、語学学校や専門学校も多いので開講されているコースは豊富です。


シドニーはオーストラリア経済の中心地でもある為、世界中の有名企業や中小企業が拠点を置いており、他の都市と比較すると求人が多いことでも知られています。大都市のイメージが強い方も多いかもしれませんが、中心から30分程の場所には大小様々なビーチがあり、休みの日には多くの人がリラックス目的で出掛けます。


■メルボルン

オーストラリア第2の都市で、約515万人以上の人が住んでいます。世界140ヵ国以上の人が集まっている多国籍文化なので、オーストラリアの都市の中でも特に異国情緒を感じる都市です。


テニスの全豪オープン、ゴルフの全豪マスター、競馬のメルボルンカップ、そしてF1グランプリなど世界的に有名なイベントが行われています。また、教育の街とも呼ばれていて、オーストラリアを代表するメルボルン大学やモナッシュ大学(Group of 8)を始めとし、教育水準の高い大学があります。


過去には長年に渡り、住み良い都市ランキング世界1位に選ばれていたこともあります。オーストラリアのカフェ発祥の地としても知られており、個性的なカフェも多く世界最高品質のコーヒーを味わうことができます。


■ブリスベン

オーストラリア第3の都市で、約256万人以上の人が住んでいます。別名「サンシャインステート(太陽の州)」と呼ばれ、その名の通り年間を通して比較的に温暖で天気が良く、きれいな青空が広がる街です。ショッピングモール、レストランやカフェ、図書館、博物館、美術館など街の中心に集中してコンパクトな作りになっている為、何をするにしても非常に便利な都市です。


教育機関(語学学校、専門学校、大学)が多く、初級から上級まで目的に合わせたコース選択ができ、Group of 8 のクイーンズランド大学を始め、グリフィス大学やクイーンズランド工科大学、ボンド大学などレベルの高い大学で多くの留学生が学んでいます。


電車で1時間移動すれば、後ほど紹介するゴールドコーストやサンシャインコーストへ移動でき美しく綺麗なビーチで休日を満喫できます。


■パース

西オーストラリア州の州都で、約210万人以上の人が住んでいます。パースの特徴はオーストラリアで一番とも言われる人柄の良さです。道に迷っていたら向こうから声を掛けてくれたり、外国人が話す英語を根気強く聞いて理解しようとしてくれるフレンドリーで温かい人たちが多い都市です。


パースはインド洋に面して広がるビーチがあり、その周りにビルを建てることなく自然が守られているため、青い海と白い砂浜が続いています。平日はしっかりと働き、また勉強し、週末はのんびり過ごすというオーストラリアならではのライフスタイルを満喫できます。観光地ではない為、繁華街が少なく落ち着いた雰囲気なので、勉強を集中してすることができる環境が整っています。


公共交通機関の料金はゾーン制でバス、電車、フェリー全て共通のチケットです。6週間以上の学校に通う留学生はスマートライダーと呼ばれるICカードを利用することで、料金が割引され、交通費の節約をすることができます。


■アデレード

南オーストラリア州の州都で、約130万人以上の人が住んでいます。アデレードの中心は方格設計(平城京や平安京のような町の作り)と呼ばれる正方形で碁盤の目のような形をしており、非常に分かりやすい造りになっています。その為、コンパクトシティや20minutes city(20分で回れる街)とも呼ばれていて、街に行けば必要な物が全て揃うような環境の良さがあります。


芸術とお祭りの街としても有名で週末になると様々なイベントが行われており、アデレード芸術祭は有名です。


Group of 8 のアデレード大学を始め、南オーストラリア大学など国内でも人気の大学があるほか、TAFEや医療英語など進学を目指す学生へのコースも豊富です。家賃や生活費が他の都市と比べて安いので、予算の面において優しい都市です。


■ホバート

タスマニア州の州都で、人口約20万人以上の人が住む小さな街です。世界一空気と水がキレイな場所として知られていますが、その街並みはショッピングモールのような近代的な建物や数百年前に建てられたような古い建物が混在していて歴史を感じることができます。


州内唯一のタスマニア大学は多くの教育賞を受賞しているオーストラリアでも優秀な大学の一つです。一般的な経営、経済、教育、医療、看護に加えて、その自然を活かした環境科学系の学部もあります。

港町としても有名で、休日は新鮮なカキとワインを楽しむ現地の人が多くいます。


手付かずの美しい自然と、オーストラリアならではの多くの動物に出会えることから、世界で最もピュアな場所とも呼ばれています。

 
3. 州都以外の都市

■ケアンズ

クイーンズランド州の北に位置するケアンズは、珊瑚礁に面しておりグレートバリアリーフのあるオーストラリアの玄関口として有名な都市で、約15万人が住んでいます。熱帯雨林のある国立公園もあり、南国リゾート地と呼ぶのがぴったりの都市です。


海洋学や環境学の分野において知名度が高い、ケアンズ唯一のジェームスクック大学を始め、ビジネスカレッジやTAFEなどへの進学もできます。


■ゴールドコースト

オーストラリア最大の観光都市で、人口は70万人近いです。絵に描いたような白い砂浜と美しいビーチ、そして透明度の高い海は日本人なら一度は行ってみたい憧れの場所です。


観光産業が盛んな地域で、ホスピタリティや観光業に関する分野も学ぶことができ、ビーチに囲まれながら一年を通して天候が良い環境で勉強ができるとして常に人気の留学先となっています。


 
まとめ

オーストラリアは6つの州と特別地域があります。州都とそれ以外の都市を中心に紹介してきましたが、それぞれの都市で歴史や文化、そして特徴が異なります。どこが一番良い都市、また、おすすめの都市というのは留学の目的や期間、ご予算など留学前の様々な条件で変わります。


また、天気が良く海が近いところが良い、大都市に住みたい!、大自然を感じれる場所が良いなど優先順位によっても違ってきますので、行き先の候補探しの際は、参考にされてください。

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