サザンクロス大学は1994年に設立された新しい大学ですが、2019年のThe Times Higher Education Young Univercity Rankings(タイムズハイアーエデュケーションのランキング)と2021年のQS世界大学ランキング(設立後50年未満の部)で上位150位にランクインしており、質の高い教育を提供し世界的に高い評価を受けています。リズモア、ゴールドコースト、コフスハーバーの3つのキャンパスを持ち、キャンパス毎にその土地の特徴を活かした人気の学部があります。今回はその中でも観光やホスピタリティー業が盛んなゴールドコーストのキャンパスで学ぶ観光学について紹介していきます。
1. ゴールドコーストキャンパスで学ぶ観光学
オーストラリアは観光大国として有名ですが、その中でも特にゴールドコーストは国内外から観光客が訪れる人気の観光地で、観光やホスピタリティー業が盛んな都市の一つです。
観光に携わる雇用が充実しているため、観光やホスピタリティー業で働きたい留学生に人気です。
キャンパスはゴールドコースト空港のすぐ側で、ビーチが近くにあり、オーシャンビューが眺められる落ち着いた雰囲気の大学です。
2. 観光学のコース
サザンクロス大学では、Bachelor of Business and Enterpriseで観光学(Tourism Management)を学ぶことができます。
Major(主専攻)でTourism Managementを選択した場合の、1、2、3年目の履修科目一例は下の図の通りです。
オーストラリアではビジネスと合わせて観光について学ぶため、1年目ではビジネス関連、2年目で観光に特化した内容、そして3年目にインターンシップ(通常14週間程度で450時間)が受講することができ、大学と現地の企業の両方で学習をすることが可能です。
大学で学習した内容を、インターンシップという形で実践的に学ぶことができるので、そういった現地での経験を積みたい方にはおすすめの学部になります。
3. 入学条件と費用
サザンクロス大学への入学条件や費用は、下記の図の通りです。
大学へ入学するには「英語力」と「学力」の条件を満たす必要があり、仮に条件を満たさない場合は、直接入学とは別のルートで進学できます。
4. 進学方法
サザンクロス大学へ進学する方法は大きく分けて2つ
直接入学
ディプロマコース経由
の方法があります。
それぞれ定められた「英語力」と「学力」の条件を満たす必要があり、詳細は下記の図の通りです。
直接入学をする条件を満たさない場合は、ディプロマコースを受講し規定の成績で修了することができれば、取得した単位を大学へ移行し2年次に編入することができます。
ディプロマコースは、ゴールドコースト、シドニー、メルボルン、パースで受講することができますが、授業料が下記の通りになります。
ゴールドコースト - AU$28,000(224万円 - 80円換算)
ゴールドコースト以外 - AU$31,200(約250万円 - 80円換算)
大学で観光学を受講するのはゴールドコーストキャンパスになりますので、学費の節約を優先する場合は、ディプロマコースもゴールドコーストで受講することをおすすめします。
また、英語力が足りない場合は、EAP(English for Academic Purposes / 進学準備英語コース)と呼ばれるコースを受講し、進学に必要な英語力を身につけます。
サザンクロス大学のEAPは
EAP1(IELTS 5.5 - 6.0)
EAP2 (IELTS 6.5)
EAP3(IELTS7.0)
の3つのコースに分かれており、コースを申し込む際の英語力や希望する進学先(ディプロマコースやIELTS6.0で入学できる学部 - EAP1、看護学部 - EAP3など)によってどのコースに入学するか決めます。
EAPを受講するにはIELTS5.0(各セクションで4.5以上 / アカデミックモジュール)が必要となりますので、英語力が足りない場合は、一般英語コースで基礎となる英語力を身につけけることになります。
まとめ
ゴールドコーストは国内外で人気の観光地で、観光やホスピタリティー業の雇用が充実している
インターンシップが組まれているため、現地で実践的な学習ができる
サザンクロス大学に入学するには、IELTS6.0(英語力)とGPA3.7/5段階評価(学力)が必要
直接入学の条件を満たさない場合でも、ディプロマコースもしくはEAPコースを受講することで段階的に編入/進学することができる
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