オーストラリアの語学学校は公立と私立を含め多くの学校があり、ネットで検索すると多くの情報がヒットし、その情報量の多さに困っている方も多いのではないでしょうか?そして、「おすすめ」で検索する方も少なくなく、そのおすすめは留学の目的や将来のなりたい自分の姿で大きく異なります。
それでは、語学学校を選ぶ上で何が重要になるのでしょうか?今回は、語学学校の選び方について重要なポイントを紹介していきます。
1. 留学の目的に合わせる
一言に留学といっても、短期語学留学や長期語学留学、ワーキングホリデー、試験対策(IELTS、TOEIC、ケンブリッジ)、ビジネス英語など様々な留学のスタイルがありますので、語学学校選びはまず、留学の目的に合わせる必要があります。
例えば、「日常会話程度の英語はできるようになりたい」、「IELTS5.5(アカデミック・モジュール)を目指す」や「オーストラリアの大学に進学する」など具体的な目的を持つことで、自然にその目的に沿った留学期間とコースの選択をすることができます。
2. 目的に沿った期間とコースの選択
目的を決めたことにより語学学校に通う期間とコースは絞られてきます。就学期間はビザの種類で異なり、観光ビザで最大12週間、ワーキングホリデービザで最大17週間、学生ビザは無制限(ビザの期間)とそれぞれ就学できる期間が定められています。
例に挙げた「大学進学」であれば、大学入学基準を満たすだけの英語力が必要になりますので、逆算して、「大学附属の英語コース」→「ファウンデーションコース」→「大学入学」が一つの選択肢になり、期間もコースもより具体的になります。
3. 滞在する都市を決める
オーストラリアは日本の20倍以上の面積を持つ広大な国ですので、それぞれの都市で特徴は異なります。例えば、大都市は交通のインフラが整っているなど便利なことも多いですが、物価が高い傾向にあります。逆に地方都市は、多少不便なこともあるかもしれませんが、物価が安い傾向にあります。
物価が高い国として知られているオーストラリアにおいて、費用を抑えるという点では地方都市を選択肢に入れる留学生も少なくありません。ワーキングホリデーであれば、最初の拠点を地方都市にして、生活に慣れてからシドニーやメルボルンなどの大都市に移動することもできますので、滞在する都市は予算と相談して決めることができます。
4. 希望する条件(語学学校の種類や特徴)
語学学校にも種類があり、大学附属の英語学校と私立の語学学校があります。大学附属校から大学進学を目指すこともできますし、私立の学校で基礎英語からしっかりと学ぶこともできます。
また、それぞれの語学学校で特徴も異なり、学校の規模(生徒数)や留学生の国籍割合(日本人を含むアジア系の学生が多い、少ない)、立地(街中にあるか街から離れているか)、学費を抑えたいなど希望する条件に近い語学学校に絞ることができ、特に、この条件だけは絶対!など優先順位をつけることが重要になります。
まとめ
語学学校を決める際に気をつけることは、
1. 留学の目的に合わせる
2. 目的に沿った期間とコースを決める
3. 滞在する都市を決める
4. 希望する条件に合う語学学校を絞る
となります。
最後になりますが、語学学校の特徴にはオーストラリア留学のデメリットとしてよく挙げられる「日本人が多い」というワードがありました。日本人が多いことがデメリットとなるのは、その過ごし方の問題(日本語ばかり話す)であり、オーストラリアに留学することや英語を勉強することとは別問題です。
加えて、オーストラリアに限らず海外(英語圏の国)で語学学校に通えば自然と英語が上達するのではなく、語学学校でしっかりと勉強をすれば英語が上達していくのであり、日本人が多くても短期間で英語が上達する方はいます。
最初に留学の目的を決めるのは、自分自身で決めた目標やゴールがそういった環境などで揺らぐことなく達成するためでもあるのです。
しっかりと英語力を身につけることができるように、最適な語学学校を紹介いたしますので、語学学校選びでお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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