ラ・トローブ大学は、ビクトリア州(VIC)のメルボルンにあるBundoora(バンドゥーラ)にメインキャンパスを置き、2022年のQS世界大学ランキングで362位にランクインしていて、スポーツ関連学部、看護学、考古学、心理学など多くの学部が世界的に高い評価を受けています。同大学ではカリキュラムを職場の環境に合わせて改善し、学習したことをそのまま就職後に活かせるように設計していて、
実際に「就職率」のカテゴリーで、QS5starsで5つ星の評価を受けています。卒業後の就職に焦点を当て学生からの評価も高い同大学への進学方法や入学条件はどのようになっているのでしょうか。今回はラ・トローブ大学について紹介します。
1. ラ・トローブ大学について
メルボルンの中心地から北に14kmに位置するBundoora(バンドゥーラ)にメインキャンパスを置き、同じくビクトリア州(VIC)内に、Bendigo(ベンディゴ)、Shepparton(シェパートン)、Albury-wodonga(オルベリー・ウォドンガ)、Mildura(ミルデューラ)、そしてシドニーにもキャンパスを置いています。
2022年のQS世界大学ランキングでは362位(国内21位)で、QS科目別世界大学ランキングにおいてはスポーツ関連学部、看護学、考古学、心理学、ホスピタリティー、ツーリズムなど多くの学部が100位以内にランクインしています。
また、同大学のカリキュラムは職場の環境に合わせて常にアップデートされ、改善し続けることで学習したことをそのまま就職後に活かせるように設計されています。
「教育の質」「就職率」「研究」「オンライン学習」など多くのカテゴリーで、QS5starsと呼ばれる教育機関を詳細に評価するシステムにおいて、最上級の5つ星の評価を受けています。
2. 進学方法
ラ・トローブ大学へ進学する方法は
直接入学
ディプロマコース経由
ファウンデーションコース経由
の3つの方法があります。
直接入学
コースによって入学条件が異なりますが、Bachelor of Businessを参考に入学条件をみると、
学力 | 英語力 |
GPA3.0 (5段階評価) | IELTS6.0 (各項目6.0以上) |
となっています。
コースによってはIELTS6.5以上が必要な場合がありますので、志望コースが決まっている場合はお気軽にお問合せください。
直接入学する条件を満たさない場合は、ディプロマコース経由での大学編入、もしくはファウンデーションコース経由で大学本科コースへの進学を目指します。
ディプロマコース経由
同大学付属のカレッジで開校されているディプロマコースは、専攻するコースによって英語力条件が異なります。
英語力条件毎にコースをまとめると、
学力 | 英語力 |
GPA2.5 (5段階評価) | IELTS5.5 (各項目5.5以上) |
学力 | 英語力 |
GPA2.5 (5段階評価) | IELTS6.0 (各項目5.5以上) |
学力 | 英語力 |
GPA2.5 (5段階評価) | IELTS6.0 (各項目6.0以上) |
上記の通りとなっていて、各コースをクリックするとコース詳細ページをご覧いただけます。
授業料、入学月、期間は、
授業料 | AU$31,500〜36,200 (約284万円〜326万円) |
入学月 | 2月/6月/10月 |
期間 | 8ヶ月間(2学期)or 12ヶ月間(3学期) |
となっています。
ディプロマコースを規定の成績で修了すると、専攻したコースに関連した大学本科コースへ単位を移行し、IELTSのスコアなしで大学2年次に編入することができます。
続いてファウンデーションコースです。
ファウンデーションコース経由
同大学付属のカレッジで開校されているファウンデーションコースは、
の3つに分かれていて、入学条件は、
学力 | 英語力 |
高校2年の課程を修了している | IELTS5.5 (各項目5.0以上) |
となっています。
授業料、入学月、期間は、
授業料 | AU$24,500 (約221万円) |
入学月 | 2月/6月 or 2月/6月/10月 |
期間 | 8ヶ月間(2学期) |
上記の通りです。
Business, IT and Humanitiesのみ10月の入学が可能です。
それぞれのコースを規定の成績で修了すると、IELTSのスコアなしで大学本科コースへ進学することができます。
コース修了後の進学先は、
こちらのページで確認することができ、ページ右にあるPathway intoが進学できるコース一覧です。
IELTS5.5未満の場合は、次項で紹介している英語力が足りない場合を参考にしてください。
※IELTSはアカデミックモジュールのスコア
※AU$1=90円換算時
3. 英語力が足りない場合
IELTS5.5未満の場合は、ラ・トローブ大学付属のカレッジで開校されている、English for Further Studies(EFS - 進学英語準備コース)もしくはGeneral English(GE - 一般英語コース)を受講し必要な英語力を身につけます。
EFSは、英語力に応じて4つのコースに分かれていて、
コース | 英語力 | 進学先 |
EFS3 | IELTS4.5 (W-4.5以上) | EFS4へ |
EFS4 | IELTS5.0 (W-5.0以上) |
|
EFS5 | IELTS5.5 (W-5.5以上) |
|
EFS6 | IELTS6.0 (W-6.0以上) | Diploma of Media and Communications |
EFS4以上のコースを規定の成績で修了すると、IELTSのスコアなしで進学方法で紹介した3つの方法へとそれぞれ進むことができます。
授業料、入学月、期間は、
授業料 | AU$450/週 (約4.1万円) |
入学月 | 5月/12月以外の月 |
期間 | 5週間 |
上記の通りになっています。
IELTS4.5未満の場合は、一般英語コースで基礎から学習し、志望するコースに必要な英語力を身につけます。
一般英語コースは6つのレベルに分かれています。
コース | 進学先 |
Elementary | Pre-intermediate |
Pre-intermediate | Intermediate or EFS3 |
Intermediate | Upper-intermediate or EFS4 |
Upper-intermediate | Advanced or EFS5 |
Advanced | Advanced2 or EFS6 |
Advanced2 | Advanced IELTS Preparation (IELTS試験対策コース) |
授業料、入学月、期間は、
授業料 | AU$450/週 (約4.1万円) |
入学月 | 5月/10月/12月以外の月 |
期間 | 5週間 |
上記の通りです。
EFSとGEのレベルと進学先のまとめは、
こちらのページで確認することができます。
続いて大学本科コースと費用一例を紹介します。
※IELTSはアカデミックモジュールのスコア
※W=Writing
※AU$1=90円換算時
4. 大学本科コースと学費一例
大学本科コースと学費の一例を紹介します。
コース | 費用(年間) (2022年度) |
Bachelor of Arts | AU$31,400 (約283万円) |
Bachelor of Business | AU$35,800 (約322万円) |
Bachelor of Criminology | AU$36,600 (約329万円) |
Bachelor of Engineering Honours (Industrial) | AU$35,600 (約320万円) |
Bachelor of Health Sciences | AU$36,000 (約324万円) |
Bachelor of Psychological Science | AU$39,600 (約356万円) |
Bachelor of Science | AU$37,000 (約333万円) |
Bachelor of Sport and Exercise Science | AU$37,400 (約337万円) |
入学月は2月と7月のコースが多いですが、中には2月のみを入学月としているコースもありますので、英語力が足りない場合は進学までのスケジュール管理は怠らないようにしましょう!
※AU$1=90円換算時
まとめ
ラ・トローブ大学はビクトリア州(VIC)のメルボルンにあるBundoora(バンドゥーラ)にメインキャンパスを置き、2022年のQS世界大学ランキングで362位(国内21位)にランクインしている
進学方法は直接入学(IELTS6.0以上)、ディプロマコース経由(IELTS5.5〜6.0)、ファウンデーションコース経由(IELTS5.5)の3つの方法がある
IELTS5.5未満の場合は、英語力に応じてEnglish for Further Studies(EFS - 進学英語準備コース)もしくはGeneral English(GE - 一般英語コース)を受講し必要な英語力を身につける
同大学の入学月は2月と7月のコースが多いが、中には2月のみを入学月としているコースもあるので、入学月の確認と進学までのスケジュール管理を怠らないようにする
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