日本では今年2021年、大学の共通入学試験が「大学入試センター試験」から「大学入学共通テスト」に代わったばかりですね。国立大学を受験する場合、共通入学試験を受けた後に2次試験(前期・後期)を受けるというのが一般的な受験の流れですが、オーストラリアの大学受験はどのようなシステムになっているのでしょうか?
今回はオーストラリアの大学受験について説明していきます。
1. オーストラリアの大学受験について
結論から言いますと、大学受験はありません!
大学進学のシステムが日本とは大きく異なり、「最終学歴の成績証明書」と「英語力証明」の書類審査で合否判定を行い、大学の求める基準を満たしていれば入学できるようになっています。一部の学部では、職歴や志望動機、作品集などの提出が必要です。
2. 大学に入学するには?
オーストラリアの大学が求める入学基準の目安はそれぞれ以下の通りです。
■成績
入学基準は5段階評価(GPA)の成績で、直接大学に入学する場合、3.5~以上の成績が必要です。
※この基準は目安で、大学や受講するコースによって異なる場合があります。
■英語力
英語力の入学基準は、IELTS(アカデミック)6.0~6.5が必要になります。
※医学部など、より専門的なコースを受講する場合は、IELTS7.0以上を求められるケースがあります。
まとめると、5段階評価で3.5~以上の成績とIELTS6.0~6.5の英語力が必要です。ただし、大学やコースによっては基準以下のこともあれば、基準以上が求められる場合もあります。
3. 基準に満たないときは?
大学側が求める基準を満たしていない場合はどうなるのでしょうか?
■成績が足りない場合
進学を希望する大学のファウンデーションコース(大学進学準備コース)を受講し定められた成績で修了すれば大学へ入学することができます。また、TAFEやカレッジのディプロマコースを経由してコース修了後に単位を移行し大学2年次へ編入する方法もあります。
※全ての大学に編入できるというわけではありません。
■英語力が足りない場合
個々の英語力でスタートが異なりますが、語学学校で基本となる英語力を身につけた後で、EAP(進学準備コース)もしくは、大学付属専用のコースを受講し、それらのコースを修了することで英語力証明の代わりとなり入学条件を満たす場合があります。
ファウンデーションコースを経由する場合、GPAは2.5~3.0以上が必要で、ディプロマコースを経由する場合は、2.8~3.5以上が目安になります。また、ファウンデーションコースとディプロマコースを受講できる英語力はIELTS5.5~6.0が目安になります。
入学基準は大学やコースにより異なるため、A学部の入学基準は満たしていないが、B学部の入学基準は満たしている場合や、C大学には入学できるが、D大学には入学できないということもあります。
オーストラリアは日本のように1年に1回の1発勝負ということはなく、段階的に入学条件を満たし進学する方法が用意されています。
まとめ
オーストラリアの大学受験について紹介しましたが、日本の大学受験との大きな違いに驚かれた方もいるのではないでしょうか?
1. オーストラリアの大学進学に基本的に大学受験はなく、最終学歴の成績と英語力の書類審査で合否判断される。(一部の学部では異なります)
2. 入学基準の目安は、5段階評価の成績で3.5~、英語力はIELTS6.0~6.5です。
3. 入学基準を満たしていない場合は、様々な方法で段階的に基準を満たしていくコースが用意されています。
目安ではなく進学を希望する大学の入学基準を知りたい、準備コースについて詳しく知りたい、その他、不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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