進学準備英語コース、通称EAP(English for Academic Purposes)とは、オーストラリアの専門学校、TAFE(職業訓練専門学校)、大学や大学院などへ進学する為に必要な英語力を身につけるコースです。専門学校や大学進学後、授業を受けるのに困らない英語力を身につけるだけでなく、出される課題のリサーチ方法やプレゼンテーションの準備から進行など、進学後に必要な知識やスキルの基礎を固めます。今回は進学準備英語コース(EAP)の授業内容、受講先、入学条件や費用などについてまとめました。
1. 進学準備英語コースの授業内容
進学準備英語コースの授業内容は一般英語コースで学習する基礎(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)の応用に加えノートの取り方、プレゼンテーションの進め方、グループディスカッション、基本的なリサーチ方法など進学に必要な内容を学習します。
このコースを受講することによって、進学後に役立つスキルを身につけることができます。
また、オーストラリアの英語力証明では欠かせないIELTSのテスト対策を行なっているところもあります。
2. どこで受講できる?
進学準備英語コースは語学学校や大学附属校など多くの教育機関で開講されています。
語学学校と比べて大学附属校は入学基準が高い傾向にありますが、大学の施設(図書館や食堂など)を利用できるのでキャンパスライフを体感しながら過ごすことができます。
3. 入学条件と費用について
進学準備英語コースの入学条件は、一般英語コースの中級から上級レベルとされています。
大学附属の語学学校ではIELTS(アカデミック)のスコアを求める場合もありますので、英語力が入学条件を満たさない場合は、まず一般英語コースを受講し条件を満たすだけのレベルアップを目指しましょう。
下記、進学準備英語コースの入学条件と費用の一例です。
教育機関によってはいくつかのコース(EAP1 - 3など)に分けられていて、希望する進学先により受講するコース、また、入学基準も異なります。
そして、費用はコース期間が長い程、週あたりの授業料が割引になる場合が多く、週300ドル~400ドルが一般的です。
コース修了後、一定以上の成績を収めることで、専門学校や大学進学時に必要な英語力条件(IELTSなど)を満たしたことになり、進学することができます。(※コース、学部により異なる場合あります。)
4. コースの期間と入学日について
進学準備英語コースの期間は10週間から12週間、月曜日から金曜日までのフルタイム(週20時間から25時間)で開講しているところが多いです。
また、月曜日を入学日にしている教育機関が多いですが、入学月に関しては教育機関によって異なりますので、進学準備コース修了後にスムーズに進学できるように希望する専門学校や大学の入学時期に合わせて受講するようにしましょう。
まとめ
進学準備英語コースでは高等教育機関へ進学後に役立つ内容を学習する
語学学校や大学付属の語学学校など様々な教育機関で開講されている
受講するには一般英語コースの中級以上の英語力が必要で、コース修了後、規定の成績を収めることで高等教育機関へ進学時に必要な英語力条件を満たすことになる
コース期間は10週間〜12週間、月曜日〜金曜日のフルタイムで、スムーズに進学するためには入学時期を確認して受講することが必要
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