グリフィス大学の建築設計学は、大学調査機関によって「学生サポート」と「学習者の取り組み」の指標において5つ星の評価を獲得したことのある実績ある学位です。同学位ではデザインと問題解決スキルに重きを置き、建築における解決方法の提示ができるように学習していきます。また、最先端の専用スタジオで実践的な研究を行うと同時に、授業の一環として国内のインターンシップや海外視察に出向くこともでき国内外のキャリアに備えることができます。建築家という職業は永住権を目指せる分野でもありますが、同学位への進学条件はどのようになっているのでしょうか。今回はグリフィス大学の建築設計学について紹介します。
1. グリフィス大学の建築設計学について
グリフィス大学の建築設計学は「デザイン」と「創造的問題解決スキル」に重きを置き、現在と将来の消費者、機能、技術、美的ニーズを満たす建築における解決策を提示できるように学習します。
最先端の専用スタジオで実践的な研究を行い、オーストラリア国内ではインターンシップ、国外では海外視察を行うことのできる機会があります。
同学位の最大の特徴は、
環境の持続
都市デザイン
の2点で、地球規模の問題、特にオーストラリアと東南アジアの熱帯と亜熱帯の気候に対応した持続可能な設計原則について学習していきます。
上記した特徴のある学位ですが、各大学調査機関において、
2022年に QS世界大学ランキング の科目別では151-200位と世界の上位1%にランクイン
2021年にThe Good Universities Guide で「学生サポート」と「学習者の取り組み」において5つ星を獲得
など高い評価を受けている実績ある学位です。
外部リンク:QS世界大学ランキング
2. 進学方法
同学位 (Bachelor of Architectural Design) を取得するコースへの進学方法は、
直接入学
ファウンデーションコース経由
の2つの方法があります
直接入学
同学位を取得できるコースへ直接入学する場合、
学力 | 英語力 |
GPA3.7以上 (5段階評価) | IELTS6.5以上 (各項目6.0以上) |
が入学条件となっています。
また、授業料、入学月、期間は、
授業料 | AUD$39,000 / 年 (約351万円) |
入学月 | 2月 / 7月 |
期間 | 3年間 |
上記の通りです。
ファウンデーションコース経由
同大学のカレッジで開講されている Foundation Program を受講し大学本科コースへ進学する方法ですが、ファウンデーションコースを受講する条件は、
学力 | 英語力 |
GPA2.8以上 (5段階評価) | IELTS5.5以上 (各項目5.0以上) |
です。
また、授業料、入学月、期間は、
授業料 | AUD$23,500 (約212万円) |
入学月 | 2月 / 7月 / 10月 |
期間 | 8ヶ月間 |
上記の通りになります。
ファウンデーションコース経由の場合、コースの期間+大学3年間の合計約4年間で大学卒業となり通常よりも費用と時間はかかりますが、同コースでは大学進学時に学習面で困らないようにプレゼンの準備や発表の仕方、リサーチのコツなど大学進学の準備期間と位置付けられていますので、しっかりと土台を固めてから大学進学したい方にはおすすめの進学方法です。
※学力や英語力は最低限必要なスコア
※AUD$1 = ¥90換算
3. 履修科目
コース1年目の履修科目は下記の通りになります。
【Bachelor of Architectural Design:Year 1】
コースリスト (Course lists) | 単位 (Credit Points) |
Design Studio1 Bodies in Space and Place | 20 |
Designer Languages | 10 |
Understanding Australian Cities | 10 |
Studio 2 Sectioned Spaces and Places | 20 |
Introduction to Structures | 10 |
Construction Material and Practice | 10 |
Year2 &3 の詳細は、「こちら」から確認することができます。
続いて卒業後の進路について紹介します。
4. 卒業後の進路
同学位を取得後、卒業後の進路がオーストラリアで建築家となることを前提に紹介すると、大学院進学になります。
その理由は、オーストラリアではオーストラリア建築家認定評議会(Architects Accreditation Council of Australia - AACA)の認可コースを修了する必要があり、その認可コースはMaster(修士号)のみとなっていて、Bachelor(学士号)を卒業するだけでは建築家として働くことができないからです。
さらに、同分野における2年以上の職務経験が必要、かつMasterのコース修了後最低でも1年間の職務経験(合計3年間)が必要です。
2年以上の職務経験に関しては在学中の経験も考慮され、コース修了後1年間の職務経験に関しては卒業生ビザを活用するのが一般的です。
ここまでの要件を満たしてようやく建築実務試験(Architectural Practice Examination - APE) の受験資格を得ることができます。
流れをまとめると、
Bachelor 修了 → Master に進学
Master 修了 → 在学中に職務経験を積む
卒業生ビザの活用 → 1年間の職務経験を積む
APE受験 → 合格後に登録
となります。
登録に関しては、一般的に卒業校のキャンパスがある州で行います。
建築家になる前提で進路のお話をしてきましたが、建築家の他には、
インテリアデザイナー
商業開発産業
建築製品産業
製造・販売産業
などが進路として挙げられます。
建築家という職業は永住権を目指せる分野(※2023年9月現在)でもありますので、興味がある方は同大学への進学を検討されてみてはいかがでしょうか。
参考:「オーストラリアの卒業生ビザについて」
5. 英語力が足りない場合
建築設計学のコースへ進学するには、IELTS5.5〜6.5相当の英語力が必要です。
英語力が足りない場合は、グリフィス大学附属語学学校で英語力を身につける必要があります。
英語レベルによって受講期間は異なりますので、下記目安になりますが参考にしてください。
受講期間 | 英語レベル |
10週間 | IELTS6.0 (各項目5.5以上) |
20週間 | IELTS5.5 (W=5.5, 各項目5.0以上) |
25週間 | IELTS5.5 (各項目5.0以上) |
30週間 | IELTS5.0 (W=5.0, 各項目4.5以上) |
35週間 | IELTS5.0 (各項目4.5以上) |
40週間 | IELTS4.5 (W=4.5, その他4.0以上) |
45週間 | IELTS4.5 (各項目4.0以上) |
45週間以上 | IELTS4.0 |
続いて、授業料などの詳細は、
授業料 | 25週未満:AUD$455 / 週 25週以上:AUD$425 / 週 |
入学月 | 毎月(大学のホリデー(休暇)期間を除く) |
期間 | 10週間〜最大50週間 |
上記の通りです。
英語レベルが低ければ低いほど、語学学校に通う期間が長くなり費用も時間も余計にかかりますので、大学進学を目指す方は日頃から英語学習の時間を確保し、少しでも英語力を身につける努力をするようにしましょう。
※弊社経由でお申込の場合、
25週未満:AUD$455→364
25週以上:AUD$425→340
の割引が適用され、直接お申込されるよりお得ですのでお気軽にお申し付けください。
※IELTSはアカデミック・モジュールのスコア
※AUD$1 = ¥90換算
まとめ
グリフィス大学の建築設計学は、各大学調査機関によって、
世界上位1%にランクインしている
「学生サポート」および「学習者の取り組み」において5つ星を獲得
など実績ある学位です。
同学位を取得するためのコース進学条件は、最低限IELTS5.5以上の英語力が必要で、英語力が足りない場合は英語力に応じて進学英語準備コース、もしくは一般英語コースを受講して必要な英語力を身につけます。
卒業後は、大学院進学をするのが一般的で、Masterのコース修了後
建築家
インテリアデザイナー
商業開発産業
建築製品産業
製造・販売産業
などの職種を目指します。
弊社では定期的にグリフィス大学/大学院進学の説明会を実施しております。
グリフィス大学/大学院進学説明会の参加ご希望の方は「こちら」からご予約できます。
グリフィス大学のご質問やご相談などがあればお気軽にお申し付けください。
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