留学にかかる費用はビザ申請費、航空券、滞在費、語学学校に通う場合は学費など留学する方のプランによって様々な費用がかかりますが、それぞれの費用はどのくらいかかるのでしょうか?今回はワーキングホリデーや語学留学を目指す方向けに、項目ごとに分けた留学費用を紹介します。
1. 学費
語学学校の一般英語コースの場合、1週間AU$300~400(AU$1=85円換算:約2.6万円~3.4万円)が目安です。長期の割引やキャンペーンと呼ばれるスペシャルプライスで提供される月など語学学校により様々な割引特典があります。
2. 滞在費
主な滞在方法は、下記4つの方法です。
【ホームステイ】
ホームステイは朝、夜の食事付きが一般的で、週あたり約AU$250~300(約2.1万円~2.5万円)ですので、4週間で10万円〜になります。
【シェアハウス】
シェアハウスは都市部に近づくと高く、地方に行けば安くなる傾向にあります。1軒家の1人部屋を借りると、週あたり約AU$150~AU$200(約1.3万円~1.7万円)です。ハイライズ(高層マンション)ですと、1人部屋でAU$250(約2.1万円)〜と高額になります。
【バックパッカー】
バックパッカーは、1泊AU$25~35(約0.2万円~0.3万円)とホテル比べて安いです。短期での宿泊もできるので、ホームステイ先やシェアハウスが見つかるまでの間、滞在先とする方法もありますが、基本的に自炊で必要最低限の設備が揃っていることがほとんどですので、初めて留学する人向けではありません。
【学生寮】
学生寮は一人部屋、二人部屋、食事付き、食事なしなど条件によって価格は異なります。一人部屋で週あたり約AU$280~350(約2.4万円~3万円)、二人部屋で週あたり約AU$180~220(約1.5万円~1.9万円)です。
3. 食費
ファストフードやフードコートでは、安いメニューもありますが、基本的にオーストラリアの場合、外食は高く、コンビニの商品も決して安くはありません。週あたりで約AU$100~150程度で、1ヶ月あたり約AU$400~600(約3.2万円~4.8万円)かかる計算になります。
食費を節約するポイントはズバリ、自炊をすることです。昼食用にサンドイッチなど作る学生さんも多く、週あたりの食費を節約しています。
4. 交通費
交通費は地域によって異なりますが、週あたり約AU$30~50(約0.3万円~0.4万円)です。
学校の近くに住むことで交通費をかけないという方法もありますし、アデレードやパースといった地域では学生割引が利用できるので、交通費の節約をすることができます。
5. 航空券
航空券の費用は、時期、航空会社のプラン、出発地と入国する都市によって価格は異なりますが、往復で約8万円~20万円です。ジェットスターなど格安航空会社では8万円を下回ることもあります。また、東京や大阪などからはオーストラリア直行便がありますが、福岡のような地方都市であってもオーストラリアへの直行便がない都市もあり、経由便の方が価格が高くなります。
6. ビザ申請費
オーストラリアに入国する際に必要なビザですが、ビザの種類により申請費用が異なります。
下記の通りです。
学生ビザ AU$620(約5.2万円)
ワーキングホリデー AU$485(約4.1万円)
セカンドワーキングホリデービザ AU$485(約4.1万円)
7. 海外旅行保険
海外旅行保険は保障内容により異なりますが、年間で15万円~20万円程になります。決して安い金額ではありませんが、仮に滞在中に病気にかかる、手術が必要な怪我をした場合など、高額な診察、診療費が請求されますので、ワーキングホリデーでオーストラリアに来る方は、加入を強くお勧めします。
8. 海外留学生保険
海外留学生保険(OSHC)はオーストラリアに学生ビザで滞在する場合は必ず入らなければいけない保険です。費用は年間で約AU$500(約4万円)になり、学生ビザの期間をカバーする必要があります。OHSCに加入していれば、上記で述べた海外旅行保険には必ずしも必要はありません。オーストラリア政府が保障内容を定めており、留学生が安心して滞在できる制度となっています。
9. 携帯代
携帯代はデータの使用量によって異なりますが、SIMフリーの携帯であればAU$30(約0.3万円)でデータ量5G〜を使うことができます。
日本のソフトバンク、au、ドコモのようにオーストラリアでもTelstra(テルストラ)、OPTUS(オプタス)、Vodafone(ボーダフォン)という主要キャリア3社があります。
10. 交遊費・雑費
交遊費(外食、観光、映画など)、日用品や消耗品など個人差があるものの、約2万円~4万円ほどです。
まとめ
留学する際に必要な費用は学費、滞在費、食費、交通費、航空券代、ビザ申請費、各種保険、携帯代、その他、交遊費や雑費などがあります。
滞在期間や滞在する地域によって費用は異なりますが、それぞれの項目を目安にして、必要となる費用の計算にお役立てください。
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